いつの間にか会社がなくなっていた

大学院を卒業し、最初に就職した会社。ホームページを検索すると、会社自体がいつの間にかなくなっていました。上場企業だったので、そこそこ大きい会社ではあったのですが。

当時の資本金は5億円越えなので大会社。かつ傘下グループを含めると従業員は300人を超えていたので、中小企業の定義からは外れる会社です。ここの会社もさらに大規模のグループ傘下に買収されていたので、どうもよく見るとそこに吸収合併されたらしい。

当時の同期は十人ちょっとぐらいでした。派遣会社(特定派遣)だったのですが、そこの上司が1年で会社を辞めました。その上司が営業で大企業といくつかパイプを持っている模様。その上司が競合会社を立ち上げ、当時の私の同期や先輩を引っこ抜いていたという話もありました。

元の会社が「辞めた際、社内の人間を勧誘してはいけない」とか、まあそういう就業規則も無かった時代だったようで、そのあたりがガバガバだったようです(この件がキッカケで辞める際の規則に追加されたようです)。ちなみにスカウトされた同期から話を聞きましたが、「俺は別に悪いことはやっていない」と言っていたのだとか。

ちなみにこの辺りの話を当時中小企業診断士だった先生(私はまだ未取得だった時代)に話を聞いてみました。すると「俺は別に悪いことはやっていない」と言っている時点でその人は何か後ろめたいものでもあったんじゃないのか？とのこと。まあそりゃそうか。一応は法の目をくぐったのでやった行為自体はギリギリセーフのようです。

お世話になった会社ではあり、当時雇ってもらっていたことに感謝。とはいえその当時は資格を取ったら辞めるというプランは考えていました。当時から見た私の将来像。今の自分は、当時想像していた未来像より遥か上を行っているので、感慨深いところです。