特殊能力

スピリチュアルコミュニティにいたことがある身として、「特殊能力」なるものを持つ人がいたりします。その能力は人によってはかなり驚かされるようなものもあります。概して何かが見えたりなどするケースがあるようです。

去年あたりに私は経営戦略を組み立てるスキルを新たに身に付けました。一般的に、企業は本来正しい道をたどり、着実に成長していくのが原則。とはいえ、不正会計や産地偽装など、良からぬことに手を染める企業も一定数あります。

では例えば産地偽装。海外産の食品を使っているのに国産と偽って売る。顧客は品質が良いものと誤認し、高い値段で売れますが、これはよろしくないことです。ではその企業は開業時に、「うちは産地偽装も厭わない。売上重視だ。」という思いで創業したのか？そんなわけないですよね。

ということで、その企業が着実に成長するにはその企業の理念をしっかり打ち立て、それに合わせて経営戦略を立てることが重要ですが、その経営理念が疎かになったとき、あるタイミングで上記のように道を誤ります。

つまりはその経営理念が土台であり、その土台がグラグラだと、その会社は規模の拡大に応じて崩壊します。小さければ土台が頼りなくてもなんとかなるでしょうが。そんな土台の上に経営戦略を構築し、その上に各種機能別戦略を立ててゆく。

そして企業に何か問題が出現するのがこの機能別戦略。例えば資金繰りだと財務戦略。IT導入したいけどどうすればいいかわからないならIT戦略。人材採用や組織上の問題が何かあれば組織戦略。売上を伸ばしたいならマーケティング戦略。

ところが各種機能別戦略に問題が出ると、売上なら「マーケティングを何とかしたい」になりますが、実際に問題解決まで考えると、その下にある経営戦略に問題があることがあります。そしてその経営戦略を見てみると、実は経営理念がしっかり打ち立てられていないが故に、上の方で問題が表面化しているケースがよくあります。

ということで、去年から今年にかけて、経営戦略を見通すスキルが備わってきたので、経営者から話を聞き、会社の状況をよく見てみると、その会社が「成長している絵」というものが見えるようになりました。恐らくは上記スピリチュアル的な能力を会得したが故に、「そういったものがうっすら」見える能力を会得した模様。

まあ会社が倒産の危機に瀕しているとき、「なんでもっと早く言ってくれなかったの？」なんてケースがあったりしますが、そういったものは未来の展望が見えなかったりしますが。

とはいえ、通常の会社だと、ある程度成長していたり、あるいはやや下降気味になっていても、「大きく成長している姿」が見えるようになり、どうもこれは「しっかりその会社の土台を構築していけば、良い未来を見通せる」というものにすぎず、結局はその経営者が「道を誤らないことが前提」になるようで。